博物館・美術館で開催された展覧会の感想をたんたんと書き綴っています。

藤田嗣治展@東京国立近代美術館

話題になっていた藤田嗣治(つぐはる)展に行ってきました。
事前にすごく込んでいるっていう話を聞いていたので、開場15分くらい前にいったのですが、チケット売り場は長蛇の列でした・・・(~_~;)

一応GWとはいえ、平日を狙っていったんですけどね。

今回は、芸術新潮で予習をしてから観に行きました。


特集として「藤田嗣治の真実」という記事が書かれています。
「藤田嗣治の真実」の内容の充実はすばらしいです。
作品の紹介の数も解説も豊富で読み応えがありました。この雑誌のおかげで展覧会内での作品の印象は大きく変わったと思います。

展覧会の内容は、


  • 第1章 エコール・ド・パリ時代

  • 第2章 中南米そして日本

  • 第3章 ふたたびパリへ


の3章立てでした。
「第1章 エコール・ド・パリ時代」では、東京芸術大学時代の自画像からパリへ移ってからの自画像の変化がとてもよく分かり、パリで藤田の想いが開花したことを感じることが出来ました。また、この時期に描かれた「裸婦」の乳白色の肌が本当に素晴らしく、裸婦画が並んでいる展示は圧巻でした。

「第2章 中南米そして日本」では、「第1章 エコール・ド・パリ時代」の作品とは違い、臨場感があり生活感があり、まったく違う印象を受けるモノばかりでした。特に戦争画は生々しく迫力がありました。

「第3章 ふたたびパリへ」では、日本で起きた問題の影響なのか宗教色が強くなっています。特に「黙示録」は藤田らしさの細密な描写で複雑な構図を上手く表現しているのですが、ぱっと見は藤田作品だと気がつかないような仕上がりになっていました。
キリスト関連の絵画は、藤田のキリスト教への想いというか信仰心が伝わってくるほどに丁寧に繊細に描かれていました。
また、子ども達が本当に可愛らしく描かれていたのが印象的でした。

また全体を通して、やはり藤田は猫が好きなんだなぁーって感じることが出来る展覧会でした。
その影響で思わず

この本を購入してしまいました(~o~)
藤田の猫がたくさん掲載されていて、良い本でした。
子どもと猫の絵は、見ていて本当に癒されます。

さまざまな理由により、藤田の作品を今まで観る事が出来ませんでしたが、今回このような展覧会が開催された事は本当にうれしいことですよね。


ぜひとも一度は、ノートル=ダム・ド・ラ・ぺ礼拝堂に訪れてみたいという気持ちが強くなりました。

投稿日:2006年05月02日

投稿者 yossy : 2006年05月02日 10:27

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コメント

コメント&TBありがとう!
やっぱりまだまだ大人気な藤田展、ですね。
>猫の本—藤田嗣治画文集
これ、良さげ(特に猫好きな自分には)。
次は是非ともフランスからレポートしてください。

投稿者 ky@cmd+F : 2006年05月23日 23:36

こんばんは。
TBありがとうございました。

終わってしまいましたね~
京都でも沢山の方に見ていただけるといいですね。
藤田のイメージきっと変るはずです。

投稿者 Tak : 2006年05月24日 20:00

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