博物館・美術館で開催された展覧会の感想をたんたんと書き綴っています。

北斎展@東京国立博物館 平成館

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ちょっと前に北斎展に行ってきました♪
混むのは予想できていたので朝10時に行ってみたら、すでに激混みでした(-_-;)まぁー土曜日だし・・・。


総展示数約500作品のうち、前期/後期に分けて展示されるのは各約300作品ということで、残念ながら全部見ることはできませんでした。

それでも300作品という量と各作品の質の高さに圧倒されました。
展示は、だいたい年代順に並んでいて、構成は以下のようになってます。

第1期「春朗期」  20歳~
第2期「宗理期」  36歳頃~
第3期「葛飾北斎期」46歳頃~
第4期「戴斗期」  51歳頃~
第5期「為一期」  61歳頃~
第6期「画狂老人卍期」75歳頃~90歳

これらは全部 画号(ペンネーム)で分けているんですが、北斎という画号が全体でみると結構短い期間であるのに驚きました。
第1期と第6期では、作品の内容が全然違っていて、同一人物の作品とは思えないくらいです。個人的には後半の方が北斎の良さが出ていて好きですね。「大黒に二股大根図」とかも面白いし・・・。

全体を通してメトロポリタン美術館所蔵の作品は、保存状態が良いのかレベルの高いものばかりでしたね。他にも初刷りが外国所蔵のことが多く、日本にないのが残念です・・・ホントに。

それにしても観に行く時期を間違えたなぁ・・・、メトロポリタン美術館所蔵の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は絶対観ておくべきだった・・・orz

10時に入って出たのは14時という4時間も掛かってしまいました(~_~;)結構疲れました。そして平成館を出てみたら長蛇の列!!10時に行って良かった♪

で、購入した図録を見てみてビックリ。
観てない作品が多すぎるよぉ~(T_T)


投稿日:2005年11月19日

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ベトナム近代絵画展@東京ステーションギャラリー

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2度目の東京ステーションギャラリー。駅直結というのがいいですね。
個人的にはイタリア絵画が好きなんですが、幅を広げようと思ってアジアンな絵画展に行ってきました。


ベトナムでは80年前にインドシナ美術学校を設立し、国家としては経済的理由で職人育成を目指していました。ただ、やはり芸術家志向の人が強くなり、現在のベトナム美術の流れを作ったようです。
そして近代のベトナムというと戦争というテーマも出てくるのですが・・・。

展示の内容は、1925年~1975年の近年のベトナムで描かれた作品を時代に沿って展示していたのは、時代背景も分かり凄く良かったと思います。
漆画や彫漆と呼ばれる漆画に凹凸をつけた独自の技法の作品は素晴らしく目を奪われてしまいました。何度も作品に近づいてマジマジ見てしまいました。この漆画はベトナム独自のもので、すごく特長のある技法でした。

漆画では、フィン・ヴァン・ガムの「リエン嬢」の表情がすごく印象的でした。解説に「下から見ると色合いが変わる」と書いてあったので、思わずしゃがんじゃいましたよ(>_<) たしかに下から見ると光のコントラストが変わって面白かったですね。漆画って不思議です。
あと気に入ったのは、グエン・ファン・チャンの中国的な繊細な絹絵ですね。落ち着いた色合いが印象的でした。

で、展示の後半は戦争がテーマになってくるのですが、私は戦争って精神的に弱いんですよね。なんて言うんだろうなぁ~、いろいろな情景を想像して本当にツライ気持ちになって悲しくなってくるんです。だから、チャン・チュン・ティンの「少女と銃」や「母を抱える少年」などを見ているとホント泣きそうになっちゃいました。いや、とても泣ける状況ではなかったんですけど・・・(~_~;)

その他にもベトナム美術のユニークさを堪能できて満足な展覧会でした。


投稿日:2005年11月12日

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ディオニュソスとペプロフォロス@東京大学総合研究博物館本館

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久々に東大に行ってきました♪
センター試験を受験した時以来だから、かれこれ13年前?になるのかな。いやぁ~すごい昔だね(~_~;)
そりゃ~埼玉県の高校受験の学区もなくなるよね(意味不明)


で、内容ですが・・・
地球博で公開されていたディオニュソス像とペプロフォロス像が、イタリア政府の配慮で発掘を協力した東大にも展示されることになり、今回の公開となりました。

2000年以上前の彫像がポンペイの街を覆い尽くした事で有名なヴェスヴィオ火山の噴火で地中深くに眠っていたところを2003年に発掘されたそうです。
多少は欠損した部分はあるけど、かなり原型を保っているのもすごいです。

「ディオニュソス」
男性像なのに、優しさが伝わる印象的に造りをしていました。左手には豹を抱いているのですが、豹を見つめている表情はとても素晴らしかったです。あと、左手に葡萄が一房あるのですが、コレがまぁ~よく欠けなかったなぁ~と感心してしまいます。

「ペプロフォロス」
鼻や両腕が欠損しているのが非常に残念だったけど、両腕がないことがより想像力をかきたてますね。肘の位置や左足が半歩前に出ているなど注目する点がいくつもありました。

この2体のみの展示でしたが、日本国内で観れるのはもう無いようなので貴重さから言っても良い内容の展示でした。無料だし♪

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話は変わり、東京大学総合研究博物館本館っていうのが結構面白い博物館でした。
『Systema naturae』~標本は語る~展
『重井陸夫博士コレクション ウニの分類学』展
の2つの展示をしていました。両方とも標本展示だったんだけど結構面白かったですね。
特にウニは、この重井博士のウニへの愛情が伝わってくるような展示で良かったですね。ウニの種類の多さにはビックリです。

これからは、この博物館もチェックしようっと。

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写真は赤門、総合研究博物館本館入り口、特別展のパネルです。
何だか入り口は寂しい感じでした。パネルはディオニュソス像が掘り出された直後の様子だと思います。


投稿日:2005年11月06日

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