博物館・美術館で開催された展覧会の感想をたんたんと書き綴っています。

マリア・テレジアとマリー・アントワネット展@池袋西武イルムス館2階

公式サイト

マリア・テレジアはハプスブルク家の女帝、マリー・アントワネットはその娘で自由奔放なフランス王妃っていうイメージしかないんだけど、ハプスブルク家という事で、レベルの高い肖像画が多いし、多くの美術品も見れると期待して行ってきました。


ちなみに、この展覧会の監修がベルばらの池田理代子なんでよね。どんな内容かなぁ~って思っていたら・・・やっぱりって感じでした(~_~;)

で、ここも期間最後の日曜日で激込みだったんだけど、客層が女性ばかり(さすがベルばら効果)で、ちょっと俺は浮いてたかも・・・。

ちょっと気になったのが客のマナーの悪さでした。
おそらく、来場者の大半が普段美術展には行かない人なのかもしれないけど、一つの展示品を多人数で囲ったり、小さい展示品の目の前でずーーっと止まっていたり・・・と多くの人達が同時に見ることに気が付いていない人が多かったのが凄くイヤでした。
同じ激込みでも「再興院展」に来ていたオジサマ&オバサマ方はマナーは良かったし、大勢いてもそれなり見易かったのに・・・。


で、内容なのですが、肖像画とは少なかったのは残念でした。でも、マリア・テレジアがキリスト教信者ということもあり、宗教的美術品が多く見れたのは良かったです。
さすがハプスブルク家ですね。豪華な美術品が多かったです。

あと、マリア・テレジアのハプスブルク家の女帝としての苦悩や頑張りが分かる展示品が多く、とても興味深かったですね。

展示品で多かったのは、マリア・テレジアとマリー・アントワネットとのやり取りの手紙なのですが、「親の心子知らず」とは良く言ったもので、全然会話になってないんですよね。マリア・テレジアの心配をよそにマリー・アントワネットは自由奔放に過ごしている・・・って感じでした。
そして最後はあんな結末になってしまうですからね。何だか切なくなってしまいます。

客のマナーはともかく、内容的にはなかなか見れないものが多かったので、行ってよかったです。勉強にもなったし・・・。

展覧会最後には即売コーナーがあるんだけど、づらりと並んだベルばらグッズを横目に図録とルーブル美術館の本と「図解 ハプスブルク帝国」を購入して帰りました。

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いやいや、一日に3つの展覧会に行ってしまったよ(笑)
やれば出来るんだなぁ~って思った。結構、頭の中がゴチャゴチャしてるけど。
美術展のハシゴは楽しいね。


投稿日:2005年10月30日

投稿者 yossy : 21:20 | トラックバック(0)

再興院展 90回の歩み展@日本橋三越新館&本館

行ってみてビックリしたのは、会場が3つもあること。
三越ギャラリーでこんな大規模な展示をするのは珍しいよね。

行ったのが最終日だから激込み。しかも客層はオジサマ&オバサマ・・・年齢層は高かった・・・(~_~;)


この展覧会は日本美術院の「院展」で今まで描かれてきた作品を120点展示するというものでした。
大正時代から現代の作品ばかりなので、カテゴリーでは現代美術になるのかな。

横山大観、下村観山などの大物の作品が見れたことも良かったのですが、さまざまな人の作品を一挙に見れたことは、とても収穫でした。
印象的な作品が本当に多かったです。
日本画もなかなか良いですね。図録を見て楽しんでます。

やっぱり三越ギャラリーは、変わった展示会をするので好きですね。図録を購入すると次回の展覧会の招待券が付くところは本当にラブ♪です。


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ちなみに写真は、展覧会の看板?と作家一覧です。
作家一覧では名前は分からないと思うけど、このぐらいの人の作品が展示していたということで・・・。


投稿日:2005年10月30日

投稿者 yossy : 21:10 | トラックバック(0)

京の雅び・都のひとびと―琳派と京焼―@出光美術館

初めて出光美術館に行きました。
琳派の作品は是非とも見たかったので行けてよかった♪
そして最終日にも関わらずガラガラだったのが本当良かった。かなーりゆっくり見れました。


内容構成はこんな感じです。

(1)洛中・都の景色-京都の町並みを歩く
(2)「琳派」という雅び-宗達・光琳の絵画模様
(3)楽茶碗と仁清・乾山-京の陶芸を楽しむ

(1)では、屏風絵や扇面の作品が多かったです。特に大パノラマという表現がピッタリな屏風絵の数々には圧巻でした。
幅が3mくらいある作品で、しかもそこに描かれている人々がホントに生き生きしていて、当時の情景を垣間見ることが出来るような気がしました。

(2)では、俵屋宗達と尾形光琳のビックネームの作品たちが展示されていました。
特に「月に秋草図屏風」は秋草が幻想的に描かれていて空間を上手く使った作品でした。あと、本阿弥光悦(書)&俵屋宗達(絵)の作品が多く見ごたえがありました。

(3)では、尾形光琳&尾形乾山の兄弟合作を多く見れて良かったです。あと、乾山宛に送った光琳の茶碗絵手本なども展示されていて興味深かったですね。

まさに琳派展って感じで、宗達・光悦・光琳・乾山の作品を一同に見ることが出来て満足度の高い展覧会でした。
そのほかにも、個人的にあまり見ることのない焼き物も見ることが出来て、とても楽しめました。



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ちなみに写真は、出光美術館のすぐ近くでやっていた祭りの模様です。なんだか凄く人が多かったです。
何の祭りだったんだろう??

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投稿日:2005年10月30日

投稿者 yossy : 21:00 | トラックバック(0)

プラート美術の至宝展@損保ジャパン東郷青児美術

プラートというのは、イタリア フィレンツェの隣にある街の名前です。以前イタリアに行ったときには、全然気にならなかったなぁ・・・。もし、またイタリアに行くことがあれば是非とも行こう。


内容としては、キリスト教の宗教画がメインの展示でした。
ただ、通常キリスト教の宗教画だと当然キリストが多く描かれているんですが、このプラートでは聖母マリアがメインとなっている作品が多いです。それは、プラート地方に語り継がれている「聖帯伝説(マリアが昇天の際に付けていた帯を使途トマスに与えた)」を大事にしているからです。この聖帯(マリアの帯)は今でもプラートに残っているそうです。

実際に展示品の中でも聖帯伝説を扱った作品も多くありました。
特にフィリッポ・リッピの「身につけた聖帯を使徒トマスに授ける聖母」は本当に美しく素晴らしい作品でした。

他に印象に残っているのが、ラッファエッリーノ・デル・ガルボの「聖母子遠さなき洗礼者ヨハネ」。円形画なんだけど、構図のバランスがとても素晴らしかったです。円形画は何度か観てきましたが、かなりレベルは高かったですね。

あと、やっぱり出てきたかぁ~「メディチ家」って感じの凄く大きな紋章の絵があったんだけど、結構不気味でした。やはりメディチ家は凄い権力を持っていたんだなぁ。

公式サイト

今回の展覧会で初めて知った「聖帯伝説」。またまた新しい作品達と出会うことが出来て良かったです。やっぱりイタリア美術は奥が深いね。

展覧会最後に東郷青児の作品とゴッホのひまわりを観ました。
たぶん、東郷青児作品は初めて観たと思うんだけど、素敵な画風で結構気に入っちゃいました。
帰りに東郷青児の作品の絵葉書と図録を買って帰りました。


投稿日:2005年10月23日

投稿者 yossy : 21:00 | トラックバック(0)

ギュスターヴ・モロー展@Bunkamuraザ・ミュージアム

私は神話や伝説などが好きなので、それらを題材にした作品を描いているギュスターヴ・モローの展覧会に行ってきました。

ただ、ギュスターヴ・モローに関しては全然知りませんでした(~_~;)


展示内容はテーマ別に分かれていました。

1.プロローグ、2.神々の世界、3.英雄たちの世界、4.詩人たちの世界、5.魅惑の女たち、キマイラたち、6.サロメ、7.聖書の世界、8.エピローグ

このテーマ別展示は良い構成でした。似たような作品が並んでいて、モローの画風や物語性を楽しむことが出来ました。

もうぉ・・・ギリシャ神話をテーマにした作品が並んでいるのを観ているだけワクワクでした(^o^)

「エウロペ」、「ヘラクレスとレルネのヒュドラ」、「一角獣」など力強く美しい作品ばかりでした。

特に印象に残っているのが、6.サロメの作品群です。王女サロメが洗礼者ヨハネの首をはねる事を・・・という場面がいくつも描かれているのですが、ヨハネの首が空中に現れる「出現」は、モロー独自の解釈も加わり、とても迫力がありました。

モローの作品たちはホントに素晴らしいモノばかりで感動しました。
パリ モロー美術館に行くのを目標に頑張ろう(^_^)

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投稿日:2005年10月16日

投稿者 yossy : 21:00 | トラックバック(0)

イサム・ノグチ展@東京都現代美術館

正直、イサム・ノグチのことは名前くらいしか知らなかったんですよね。現代彫刻はあまり興味がなかったので・・・。
でも、この展覧会を見てイサム・ノグチの考え方にはとても共感できました。根底の考え方はヴィンチと同じなんですよね。素晴らしい芸術家は同じような考えを持っているんでしょうね。


で、展覧会の入り口に待ち構えていたのが「2mのあかり」でした。でかくてすごい迫力!!イサム・ノグチの代表作にもなっている「あかり」はとても印象的ですよね。展示会場もこの「あかり」が展示してある箇所は少し暗くなっていて独特の雰囲気を出していました。

一番印象に残っているのが巨大な「エナジー・ヴォイド」でした。
重さは16トンで、制作年は私の生まれ年(どーでもいい情報ですが・・・)
この「エナジー・ヴォイド」だけ吹き抜けの展示室で1点のみ展示されていました。形のバランスの色のバランスも絶妙でいろんな角度からまじまじと観てしまいました。

あと屋外には「モエレ沼公園」にある遊具が2点展示していました。ここは撮影OKだったので写真を掲載しておきます。


この「モエレ沼公園」がイサム・ノグチが晩年ライフワークとしていた「作品」で、実際に北海道にあります。イサム・ノグチは地球を題材にした作品の構想を考えていて、それが形になったのが「モエレ沼公園」です。公園自体を一つの作品として考えて作られています。
「モエレ沼公園」のサイト
http://www.sapporo-park.or.jp/moere/

いやぁ~、この「モエレ沼公園」は素晴らしいです。イサム・ノグチの自然や子供達に対する愛情を感じる内容になっています。
ホントに北海道に行きたくなっちゃいました。

現代彫刻の枠に納まらないイサム・ノグチの作品達には本当に感動しました。良い作品に出会えてよかったです。

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展示場を出た近くに「家具とあかりの空間」という部屋があり、ここにはイサム・ノグチがデザインした家具が展示してあります(無料)。一番右の写真は、そこに展示してあった「あかり」です。

これから行く方は、「家具とあかりの空間」も忘れずに観てくださいね。

公式サイト


投稿日:2005年10月10日

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